2013年01月10日

天王寺〜難波 次世代型路面電車(LRT)15年度着工へ

次世代型路面電車(LRT)を導入、天王寺〜難波間を先行整備して、将来的に御堂筋、梅田、新大阪方面に延長する構想とのこと。2050年を目標にした大阪府・市の「グランドデザイン大阪」に沿った計画とか。以前にも報道されたことがあったと記憶します。
南海電気軌道にも協力してもらうそうです。

天王寺〜難波 次世代型路面電車15年度着工へ 読売新聞 2013年1月7日
大阪府と大阪市が今月、大阪・アベノからミナミ、御堂筋を通ってキタ、新大阪までをつなぐ次世代型路面電車(LRT)の新路線づくりに着手する。先行整備する天王寺―難波間約3キロについて、近く、ルート調査を開始。官民の費用負担などの枠組みをまとめたうえで、2014年度に運行事業者を公募で決める。日本一の高層ビルになる「あべのハルカス」前を起点に天王寺動物園内や新世界を通る観光電車を目指し、15年度着工、18年度開通が目標だ。

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天王寺公園。

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これも天王寺公園内の天王寺動物園付近から難波方面。

読売の記事を読むと、タイトルはまともなのに、本文には、アベノからミナミ、キタ、新大阪までと、なぜかカタカナのオンパレードです。大阪の良いニュースなどではマスコミのカタカナ地名が増える法則もありそうです。一時途絶えていたキタ・ミナミが、このところ目立って増加しています。
カタカナ地名は大阪の都市格を落すのに常態化しています。

それはともかく、
正直、想像するだけで楽しくなってくるのですが、電車マニアならなお更です。
もし、かりに御堂筋にLRT走らせたとしたら、これも絵になることでしょう。緑陰の中を走る電車も素晴らしいですが、地下鉄御堂筋線の営業妨害するつもりですか?
これまでにも緑化や様々な案が出ましたが、夢はいいのですが、発想が飛躍し過ぎのように思います。およそ物事にはオーソドックス、普通に優るものはないと心得るべし。

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通天閣展望台からあべのハルカス。緑地は公園内

ここで私の提案も書いておきたいです。私が30年来考えた結論です。
過去、大阪の都市整備で最大の失敗は、四つ橋筋・御堂筋、堺筋・松屋町筋の4本の南北幹線道路の一方通行実施と思っています。これほどの無駄はありません。
道路も鉄道も上り下り同数の需要があるのです。大阪の諸悪の根源は南北大通りの一方通行にアリなのです。

四つ橋筋も堺筋も松屋町筋も車の流れは3車線ですが、一方通行をやめれば北行き、南行き2車線の合計4車線が確保できます。右折・左折車線も十分に取れます。有効3車線から有効4車線に道路の容量が増えるのです。
おまけに大阪の道路が変則的なために運転マナーもよくない。残念なことに厚かましい者が割り込む構造です。大回りで右折・左折する。道路に原因があるのを誰も気付かない。一方通行諸悪の根源論は詳しく書くと長くなり過ぎるので又にします。



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posted by マッチ at 00:00| Comment(0) | 鉄道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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