2010年11月17日

【巨大ターミナルの挑戦】(5)産経

変わる大阪駅・巨大ターミナルの挑戦(大阪専科☆ライブラリー)

【変わる大阪駅・巨大ターミナルの挑戦】(5)三越伊勢丹"参戦"
2010年11月17日 産経関西 
JR大阪駅が生まれ変わるのに前後し、周辺では百貨店が相次ぎ新規出店・増床オープンする。急激な売り場面積の膨張について、百貨店関係者は「2011年問題」と呼ぶ。

百貨店 新たな魅力競い合う
 「高島屋新宿店が新規出店した新宿百貨店戦争のときよりも無謀な競争というべきかもしれない」
 JR大阪駅北側に新規出店するJR大阪三越伊勢丹を、駅南側で迎え撃つ大丸梅田店の村田荘一店長はこう話す。

 来年5月に開業するJR大阪三越伊勢丹の売り場面積は5万平方メートル。この新しい百貨店だけでも激しい競争を生むが、一足早い来年春に増床オープンする大丸梅田店は従来比1・6倍の6万4千平方メートルに広がる。
 阪急阪神百貨店を傘下にもつH2Oリテイリングも阪急百貨店梅田本店の売り場を約4割拡大させて平成24年にグランドオープン。阪神百貨店梅田本店などをあわせた梅田地区の売り場総面積は15万平方メートルに増加する計画で、「阪急、阪神の両本店をどこにもない百貨店に…」(若林純社長)と意気込む。

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大阪駅全景 来年5月全面オープンが注目される。

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アクティ大阪の大丸梅田店も大増床。

◇産経新聞の「巨大ターミナルの挑戦」シリーズの第5回最終回の記事です。(全文はリンクから)
MSN産経ニュース全国版はたんに「変わる大阪駅」のタイトルでトーンダウン。さすがの産経も微妙に変えています。
この記事では、『大阪の百貨店が“オーバーストア”という現実は変わらない。「広域から人が来る取り組みをしなければ(どこかが)淘汰(とうた)される」。JR大阪三越伊勢丹の伊藤店長は厳しい表情でこう話した』と結んでいる。

私は大阪の百貨店が必ずしもオーバーストアとは思っていません。とくに梅田は底なしの需要がある。いつも供給不足感はあっても需要の天井は確認されていない。青天井ともいえる。
過去、梅田は数々の金字塔を打ち立てている。「ヨドバシ梅田」「紀伊國屋梅田本店」などの日本一の売上げにとどまらず、映画興行・集客日本一などの実績もある。

こんな指摘に対し、ある大阪の事情に詳しい評論家は、「東京が新宿・池袋・渋谷などに分散するのに対し、大阪は梅田に集中しているのだから当然」と答えていたことがあった。裏を返せば「梅田一極集中」を暗に認めたことになる。
とやかくいうより、将来に結果は出ることになるだろう。

ひとつ気になるとすれば、ヨドバシカメラにしても、紀伊國屋書店にしても、梅田で成功した企業は店名に「梅田」を名乗っている。東京企業といえども、大阪の慣わしに合わせて「梅田店」なり「梅田本店」を名乗った。JR大阪駅ビルに入居する大丸でさえ、頑なに「梅田店」をくずさない。

明治時代に大阪駅ができた当時も、正式には大阪駅にもかかわらず、市民は「梅田ステンショ」と呼んだ事実がある。そういう大阪のプライドがあることも確かであり、はたして「JR大阪三越伊勢丹」という、長い名称の、しかも梅田ではなく大阪の名前を受け入れるのか? これもひとつの焦点になるのではないか。
大阪を舐めてはいけない。意外に一般人こそ、こういう名称にこだわりがある。




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posted by マッチ at 20:44| Comment(0) | 梅田 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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