2014年11月05日

和泉市:久保惣記念美術館

ぜひ、紹介したい美術館です。
RC造の和風建築は庭園とともに綺麗にまとまっている。竹中工務店の設計施工である。
新館が玄関・入口になっており、本館まで庭園の中の細い小路を歩くことになる。
寄贈を受けて、和泉市立の美術館になっています。
ららぽーと和泉から、そんなに離れていません。

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【新館・外観】
地元和泉市で明治より代々綿織物業を営んでいた「久保惣」(久保惣株式会社)の社長・3代目久保惣太郎(1926−1984)が、古美術品のコレクション約500点と、土地、建物、基金3億円を和泉市に寄付し、1982年(昭和57年)開館した。3代目惣太郎は1986年(昭和61年)にも久保惣記念文化財団を経て、音楽ホール、創作教室、市民ギャラリーを寄贈している。現在、惣太郎の弟の5代目久保恒彦が名誉館長をつとめる。

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新館の外観を見ると、RC造でありながら、瓦屋根が美しい。外観からは屋根にわずかにムクリを付けてる。内部の天井は屋根なりに勾配が付いている。以前にはティールーム(喫茶室)を営業していたが、今回訪れた時にはやってなかった。

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【配置図】

建物自体が芸術品というにふさわしい建物で、庭園と室内が調和した感じを与える。
とくに、ベンチに腰をおろして庭園を見る時、床まで全面ガラスの室内と庭園が遮断されず、絶妙な感覚を感じる建物である。非常に落ち着く雰囲気を放っている。
国宝2点、重要文化財28点(平成25年度、「源氏物語手鑑」が重要文化財新指定されたため現在29点)を含む約500点の第一次久保惣コレクションと、土地、建物を運営基金等とともに市に寄贈し、昭和57年10月に市立の美術館として開館したのが和泉市立「久保惣記念美術館」です。展示品にあまり興味のない向きにも、ぜひ建物そのものを見てほしい美術館と言えると思います。

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わずかに雁行した形状になっています。

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犬走りに沿って「本館」に行く小路があります。

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本館の庭園です。茶室があります。

・新館:平成10年4月に開館した新館には、2室の展示室があり、中国の工芸品と西洋近代美術を展示しています。ティールーム、ミュージアムショップなどがあります。入館受付は新館で行っており、新館が事実上の玄関になっています。

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新館内部です。

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背の低いベンチが置いてあります。

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床までガラス貼りです。

・本館:展示室4室とラウンジがあります。そのうち3室の企画展示室は、特別展、特別陳列、常設展に用いられています。
・茶室:本館庭園内にある惣庵(非公開)と聴泉亭は、昭和12年、二代目久保惣太郎氏が、表千家不審庵、残月亭を写して建てた茶室です。本館と同時に和泉市に寄贈されました。
平成18年、国の登録有形文化財建造物に選ばれました。

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市民ホールもいいです。

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こんな飾りも。
・市民ホール:収容数120席の音楽ホールです。ミュージアムコンサートなどの演奏会や講演会などの会場として用いられています。
コンパクトなホールですが、私は以前ホールでピアノ演奏を聴いたことがあります。
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posted by マッチ at 00:00| Comment(0) | 府下(和泉・南河内) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする